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2021年11月29日 (月)

なかなかキャンプに行けない


今年もキャンプには行かず仕舞いかと思っていたのですが、日曜に突如としてテンションが上がり、『ヨシ行こう!』となりまして。。。

ただ、思い立ったのがお昼近かったものですから、せっかくなら、明日朝から行こうと。

天気予報を調べてみると、気温以外は申し分ありません。

ちなみに行くとしたら群馬県の「ひするまキャンプ場」というところでして、直火もOKな寂れた感じのある、味わい深いキャンプ場です。

日曜の内に道具を点検したり、多少準備をしまして、行く気満々。久しぶりにキャンプかーと楽しかったのですが、今朝起きてみると微妙に寒い

別に予報が外れて寒い訳ではなく、予報通りに寒いだけなのですが、テンションは急低下。

それでも、午前中いっぱい、行こうかどうしようかと30分置きにgooglemapやら天気予報やらググったりしておりまして、行くのを止めようと決めた後も、だんだん気温が上がってくると、やっぱり行こうかなとなって、バッグに寝間着を詰めるところまで達したのですが、最後は『もう結構遅くなったから無理かな』と時間切れ。

という事で、今年もやっぱりキャンプに行かない訳ですが、なんだかんだ、中々キャンプに行かない理由が分かってきました。

もちろん、寒いというのはあるのですが、そもそもなかなかテンションが上がらない理由があるのです。

例えば今回だと、キャンプのお目当ては直火の焚火をして、パチパチと薪のはぜる音を聞きながら、マシュマロを焼きつつ、シェラカップでウイスキーをちびちびやるとう事であり、そうやっていい感じな夕方から夜を過ごすという事な訳ですが、それを思い浮かべるといい感じではあるのですが、どこか冷めている部分もありまして、それは、

『いくら寂れたロケーションでシーズンオフで空いていたとしても結局は所詮キャンプ場ではないか。』

という事なのです。

もちろん雰囲気は違いますし、自然に近い場所ではありますけれど、結局は、

『ディズニーランドの延長線上にある場所』

だと思ってしまうのです。

夜の帳が下りれば、まばらにしかいない他のお客の灯すランタンが遠くに見えるくらいで、自分の半径数十メートルは大自然の中と見紛うばかりではあるのですが、冷静になると、ソロストーブの宣伝動画とは、だいぶ様子は違います。

満天の星を見るために高原のキャンプ場に泊まるとか、他に目的があればいいのですが、キャンプそのものが目的で、キャンプ場に泊まるというのは、なんかこう、どこか違和感があるというか、引っかかってしまうのです。

なんででしょうね。

もう少しキャンプ慣れしてくると構えなくなって、また違った地平が見えてくるのかなとも思うのですが、なかなか難しいのでありました。

 

 

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2021年11月 6日 (土)

財布を拾ったら妄想が色々拡がった

財布を拾いました。

小銭入れ。道に落ちていたんです。

ネコババする気はありませんが、交番に届けるのも面倒です。

よっぽど見て見ぬふりをしようと思ったのですが、次に拾った人が届けてくれるとは限らないし、もしそこそこのお金が入っていて、それが落とし主の元に戻らなかったら大いに気の毒だという事で、一応、中を改めさせてもらったら正方形に折りたたんだお札も入っていたので万事休す。

とりあえず用事を済ませて帰宅した後、googlemapに『交番』と入力しました。

交番が3つと警察署がひとつ表示されました。

一番近いのは最寄り駅の交番です。

しかし、交番って駐車場がないじゃないですか。

チャリで交番に行くか、車で警察署に行くか。。。

小銭入れひとつ届けるのに警察署に行くというのもなんか大袈裟です。

でも、交番って、「ただ今出かけております。緊急の場合はこの電話で〇〇警察署に電話してください」みたい札が掛かっていることがあるから、そうなったらいよいよ面倒だと思いながらも、まあ、とりあえずチャリを漕いで最寄りの交番に向かいます。

幸いにして、交番にはお巡りさんがいらしたのですが、先客が二組いて対応中。

アイコンタクトしたらお巡りさんが出てきてくれて、「財布拾いましたーっ」っていうと、「今立て込んでるのでしばらくお待ちください。」との事。

はいはい。暇なので待ちますよ。

という事で、Twitterで『財布 落とした』とか検索しながら待ちまして、暫く待って交番の中に入った訳です。

前置きが長くてすみません。

 

それで、かくかくしかじかとお話ししますと、これにご記入くださいと、紙を渡されます。

今にして思うと、たしかA4だったような・・・、あれ、役所ってB5じゃなかったっけ。

それで、色々〇で囲む設問があるのです。

1. 落とし主が現れたらお礼がいるかどうか?
2. 落とし主にあなたの氏名連絡先を教えていいか?
3. 落とし主が現れたらそのことを知らせて欲しいか?
4. 3ヶ月経って落とし主が現れない時、貰うかどうか?
他にもいくつかありました

まあ、お礼なんかは要りませんよね。名前を教えるのは嫌だし。

ここまでは簡単です。

落とし主に戻ったら教えて欲しいかには〇をしました。

うーん、これは人間の弱さというか。つまり、自分の行いが誰かの役に立ったのか、無駄だったのかを確認したいという事ですよね。

そして問題は、「3ヶ月経って落とし主が現れない時、貰うかどうか?」

これは1秒くらい迷いました。

でもまあ、そんな他人様の物を頂くのはなんか気が引けるという事で、貰わないに〇をつけました。

後で確認の段になって、私が貰わないとどうなりますか? と尋ねます。見当はついていたので、「国庫に入るのですか?」と聞いたらた巡査部長は「そうです」。

まあ、コロナでいろいろ歳出が膨らんでいるから国も金が要るだろうと、「では国庫に」と答えます。

こんな感じで交番を後にした訳ですが、はたと思いついて、後ろ手に閉めた引き戸をいそいそと開けて、「あのう、こういうのってSNSとかでつぶやいた方がいいんですよね?」

いやー、50半ばのオッサンが、一度決着した後に、わざわざ入り口の戸を開け直して問いかけるレベル感なことではないですよね。

でも聞きたかったのは、SNSでつぶやくときに、いうべきことと、言わない方がいいことを確認したかったんです。

あまり詳細をつぶやいて、本当の持ち主ではない人が名乗り出ても良くないしとか。

よく考えれば、本当の持ち主でない人が、リスクを冒して交番にわざわざ取りに来ますかね!

それでも、こういうハッシュタグをつけるといいとか、こういう内容はつぶやくべきではないとか、警察にはそういう知見があるかも知れないじゃないですか!!

ただ、50半ばのオッサンがしょうもないこと聞いてしまったというのが先に立って、ほとんどなにも言われない内に、ですよねですよねと言って交番を後にしたのでありました。

 

さて、いよいよここからが本題です。

結局ですね、いろいろググってつぶやいた訳ですが、いざ呟いてみると、いろいろと妄想が膨らみますよね。

・実は、あの小銭入れには、大がかりな麻薬密売に関するマイクロSDが縫い込まれていて、闇の組織から狙われてしまうとか。
・落とし主はストーカーで、特定されてヤバいことになるとか。

 

いやいや、オッサンあほちゃうか!ですよね。

それで、やっと、漸く、「3ヶ月経って落とし主が現れない時、貰うかどうか?」に関する事ですが・・・。

実はあの小銭入れは、古代メソポタミア文明で王妃が使っていたもので時価数十億円する物だったりしないだろうか?
そこまで凄いことはなくても、実は数千万円とか、実は数百万円とか。

或いは、実は落とし主は、孫さんとか三木谷さんとか柳井さんとかで、しかも超スーパー思い出の品で、元値は1000円だけど「是非お礼をしたい。この小切手に好きな金額をお書きください」とかにならないだろうか?

とか。

もしかして、私は人生最大のチャンスをみすみす棒に振ってしまったのかー。とか。

さらに、つぶやいたことで、「これで、警察が検索すれば、私の身元がバレてしまう。公安部に目を付けられたらどうしよう。」とか。

今回、自分のプライバシーを落とし主に教えないに〇をしましたけれども、つぶやいてしまったら過去ツイから身元が特定できてしまうし、なんか、NetFlixのオリジナルサスペンスドラマみたいになったらどうしようとか。

妄想はとめどもなく拡がっていくのでありました。

なにはともあれ、落とし主にの元に戻ることをお祈りいたします。

 

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