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2016年11月21日 (月)

第65回埼玉県高校演劇中央発表会の二日目

で、二日目です。
上演は下記の4校。うち、★印の3校を拝見しました。
全部観ればいいんでしょうけど、日曜だし、翌日から仕事だし・・・。

 ★川口高校「トシドンの放課後」作:上田美和
 ★新座柳瀬高校「Love & Chance!」原作:ピエール・ド・マリヴォー/作:稲葉智己
 ★秩父農工科学高校「流星ピリオド」作:コイケユタカ
  星野高校「男でしょっ!」作:一宮高志/潤色:星野高校演劇部

同じ時間に芸術劇場に着いたのですが、前日と違って、開場待ちの長い列。
土曜は、きっと日曜の出場校は観に来ないけど、日曜は土曜の出場校が見に来るということなんでしょうかね。
幸い、日曜は晴れていたので良かったです。

Dsc01866


では、感想をば。


川口高校「トシドンの放課後」作:上田美和
    「Dブロック」(熊谷、南部地区)

学校になじめなくて、生徒相談室に登校する、まじめでくらい系の男子(平野)と、男の子と不純異性交遊(死後?)で、謹慎になり、生徒相談室に登校する派手系女子(あかね)の交流。みたいな話です。

いや、これはですね、良かったです。実に良かった。引き込まれてしまいました。

キャストは生徒二人と、派手系女子の担任の熱血女教師の三人だけの10校中最少。

さらにスタッフも5人。キャストとスタッフを合わせた人数でも最少。

申し訳ない・・・。セットもちゃんと覚えてないですが、ショボかった気がします。

しかしながら、3人のキャストが、それぞれの役を完璧に演じきっていました。

けちの付け所としては、先生とあかねのやり取りでテンション上がったところが単に怒鳴りあう感じになっていたところが気になったのと、終盤のあかねがトシドンの面をつけてトシドンのセリフを話すところ。

なんとなく、付いていけなかった。

前者は川口高校の問題で、後者は脚本の問題でしょうか。

それでも、そんなことは補って余りある、素晴らしい舞台でありました。

新座柳瀬高校「Love & Chance!」原作:ピエール・ド・マリヴォー/作:稲葉智己
    「Aブロック」(西部A、東部北、大宮地区)
 
 公爵家の御曹司と伯爵家の令嬢がお見合いをするに当たって、相手の本性が知りたいから、それぞれ召使と入れ替わるのですが、召使に化けた本人同士が相手の正体に気づかないまま惹かれあって、最後は本人同士に、召使同士も結ばれるというベタなストーリーです。
 
 うーん、これはですね。ここはですね、凄いです。
 高校生がやっているとは思えない。極めて高い完成度です。
 
 3,000円でも、ぜんぜん高くはないと思います。というか、私はケチなので3,000円ですが、4,000円でもおかしくはない。
 
 舞台装置も良く出来ているし、キャストも申し分なし。
 
 最後に幕が下りたとき、客席が騒然としてました。
 まあ、ストーリー的に女子高生にとって、看過できない展開ということですよね。
 幕の下りる直前に、御曹司と令嬢が抱きしめあうときも、客席わーっとなってましたし。
 
 「 君たち落ち着いて! 」っていいたい感じでした。> 客席。
 
 令嬢が気が強いキャラというのも、お決まりの設定です。
 
 
 うーん、なんかですね、非の打ち所がないんです。
 
 逆に言うと、全然、高校生っぽくないんです。キャストも舞台も。
 
 まあ、そもそも高校演劇っぽくないストーリーですし、セットも良く出来すぎてるし。
 
 プログラムには、スタッフとして、音響、照明の二人が載っているだけですが、セット( 大道具? )には相当の労力なりコストがかかっています。
 
 
 ほんと凄いんですけど、一度か二度しかない高校の部活の舞台で、なんでこれをやったんだろうという気もします。
 
 なんというか、プロ野球と高校野球に期待するものは違うというか。
 
 まあ、私の期待は、どうでもいいことではありますけど・・・。
 
 なんかけなす言葉が多くなりましたけど、けなせばけなすほど、クオリティとしては褒めているわけです。
 
 あと、プログラムのキャストのところ、「(本物)」とか付けて貰わないと、どっちがどっちか分かりませーん。
 
 
 
秩父農工科学高校「流星ピリオド」作:コイケユタカ
    「Dブロック」(熊谷、南部地区)
 
 高校生のグループのLINEのやり取りを舞台上で演じた作品です。
 そして、ひとりは一年前に事故で死んでいて・・・。なのにグループチャットに現れて。
 
 ん? なんか、「あの花」みたいですが。秩父だし。
 
 
 いやいや、ここも良く出来てます。
 
 よく考えられています。舞台上でみんなが話すのですが、それはLINEのグループでの発言。
 
 若者たちの人間関係の難しいところも非常に良く描かれてます。
 
 これ、LINE知らない人が観たら、意味不明でしょう。
 
 晴れの舞台に祖父母を呼んだ人、たぶんじいちゃんばあちゃん分かってないよー。
 
 
 そして、ラストの飛び降り自殺のところ。
 
 高いところまで上ってのダイブ。ヒヤッとするくらいでした。
 
 大道具力(?)凄いですね!

 ただ、最後にユズハ(?)が死ぬことの背景が、描ききれてなかったと思います。
 
 それとこれは純粋に台本の問題ですが、なにもハルキヨとミイコの特殊な関係が必要だったのか、という気もします。極めて日常的な中で、展開させて欲しかった。 
 
ということであります。


でですね。7つ観たわけですから、一応数値で評価をいたしたいと思いますが、今夜も遅いので、明日という事で。
 

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