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2015年11月18日 (水)

2015 埼玉県高等学校演劇中央発表会のつづきのつづき


ちょっと、高校演劇部の採りうる選択肢について考えてみました。

たとえば、今回の県大会では、一女はキャスト4人。

大会のしおりを見ると、スタッフを入れても7人。

一方、農三はキャスト28人。

スタッフを入れると31人。

大勢居る所は凄いな、いいなと思っていたのですが、少人数の演劇部が、演じる台本が制約されるのと同様に、大勢居る演劇部もまた、制約を受けるんだろうということです。

つまり、部員が31人いる農三は、キャスト4人の芝居を選択することはたぶん高校演劇としては不可能なのだろうということです。

キャスト4人、スタッフ27人という訳には行かない。

つまり、農三は農三で、あらゆる台本から選択出来る訳ではなく、むしろ、一女よりも選択の幅が狭いのかも知れません。

そうなると、どうしたってオペレーショナルな方向に行かざるを得ないのではなかろうかという事です。

もちろん、舞台に立てない裏方を大量に生むことを受け入れれば可能でしょうが、高校生の部活動でそれはないのではないかと。

さらに、人数が多ければ多いほど、舞台を作るのは大変だろうし、そういう面での苦労は、当然報われねばと思う一方、それはそれ的な思いもあります。

そして28人が登場する舞台でクオリティを上げようとすると、どうしてもチアリーダー的オペレーション美を選択せざるを得ないのかもしれません。

引き合いに出して申し訳ないのですが、キャスト15人の「鈴音」は、どうしても無理があるというか、きっとあのストーリーに15人は要らないだろうから、無理やりなところがあったんだろうと、今にして思います。

そう考えると、芸総は詰まらなくて眠ってしまったけれど、好きかどうかは別にして、一定の評価はされるべきだろうと。

さらに農三は芸総より遥かに人数が多い訳で、背景側のパフォーマンスが邪魔した的なところとか、指摘事項はありますが、28人であのクオリティというのは、やはり評価されてしかるべきと思う訳であります。

そういう意味で、「凄い度」でランキングすると、私の観た16本の中で、

「もしイタ~もし高校野球のマネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら」

「最貧前線(「宮崎駿の雑想ノート」より)」

「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」

の3本は、高く評価されてしかるべきであると思います。

ここまで書いて、はたと気付いたのですが、【川越坂戸地区】の「真夏の夜の夢」。

案外、ここは凄かったのではないかと。

キャスト24人で、オペレーション系に行かず、練度はいまいち感たっぷりでしたが、ストーリーとキャスト数の間に、「鈴音」の様な無理な感じは無くて、ある意味、24人を活かす正攻法の直球勝負だったのかも知れません。


いやー、高校演劇、奥が深いですねえ。

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