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2020年3月 7日 (土)

『 Fukushima50 』観て来ました 

『Fukushima50』公開初日の昨日、観て来ました。

平日の昼間とは言え、シネコンのロビーはガラガラのスカスカ。

2週間余り前に『パラサイト』を観に行った時とは隔世の感があります。

その頃もコロナ騒動の最中でしたが、ノーマスクのお年寄りが大勢いて、こっちが心配になったのに、今日は別世界です。

あまりのガラガラ振りに、チケットもぎのお姉さんに、『めっちゃ空いてますね』と言ったら、『それでもFukushima50は入ってる方です』との事。

 

それでホール内に入ってみると、お客さん少ない。

一応、ざっと数えてみたら25人くらいです。初日なのに。

6割以上埋まっていた『パラサイト』とはえらい違い。自粛要請効いてます。

こんな感じだと、今や映画館はかなり安全な場所と言えるのではないでしょうか。


それで、映画の方ですが、東日本大震災の福島原子力発電所の事故の際に、現場で対応に当たった吉田所長(渡辺兼)をはじめとする、当時「Fukushima50」と呼ばれた人たちの物語です。

それはもう、凄い迫力でした。

あの震災で心に傷を負われた方は、ちょっとご覧にならない方がいいのではと思います。

私は震災では何も失っていませんが、それでも、当時の緊迫感やら諸々が蘇って来て、周りにお客がいないのをいいことに、結構な量の涙を流してしまいました。

発電所が津波にのまれ、建屋が次々と爆発していく様を見ると、圧倒されるし、当時の感覚が蘇ってきます。

そして、現地本部の臨場感や、現場で必死に立ち向かうメンバーの姿に心を打たれます。

そういう訳で、なかなか冷静な映画の評価が出来ないのですが、ドキュメンタリーとして気になる点がありました。

総理と、東電本社が、かなりダメダメに描かれておりまして。

総理(佐野史郎)はとにかくキレてばかりで余計な口を出して結果として邪魔をする。

東電本社はおろおろして、無能で、当事者意識が感じられない。

当時や今の評価も割とそうなのかも知れませんが、今でも、総理が別の人だったら防げたとも思いませんし、実際の官邸や東電本社にも、ダメダメでないところもあっただろうと思うのですが、そのあたりが気になりました。

ちょっと総理のキャラがデフォルメされすぎているようにも思いますし、ベントの遅れなどの史実との整合も気になります。

映画にしたらカッコよく描けるような要素が官邸や東電本社にもきっとあったはずだろうと思うのです。知らんけど。

そういう点で、もう少し官邸や本社にも光を当てるというか、フェアに描いても良かったのではないかと、思うのです。

あとは、米軍とか自衛隊との絡みが、ちょっとありきたりというか、もう少し工夫がほしかった。

米軍は指揮官の思い出シーンとか、自衛隊員はちょっとだけ出てかっこいいセリフ言うだけのところとか、どっちも中途半端というか。

そして、「免震棟に移動しては」という若い所員たちの、葛藤や罪悪感も、もう少し掘り下げて光を当てて欲しかったとか、いろいろと気になる点が湧いてきます。

当時小さかった若い人が見たら、どのように心に響くんだろうと、少し興味があるのですが、このご時世なので、子供に観に行けばとは、なかなか言えないのでありました。

 

 

 

 

 

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